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 今月から全国ネットの番組を担当することになった。
 リサーチして、取材して、撮影して・・という仕事の中身はいつもと変わらないが、違うのは取材先。東海ローカルの番組なら取材先も視聴可能エリア(愛知・岐阜・三重)だが、全国ネットということは当然全国が対象になる。北は北海道から南は沖縄まで。場所によっては泊まりの取材も増えそうだし、車で行くのがほとんどだったのに比べ、今度は新幹線や飛行機での移動も多くなるのだろうな。
 
 と考えていたら出張用のカバンが欲しくなった。
 車ならふだん使っている仕事用カバンとは別に、着替えを詰めたボストンバッグを積んでいくこともできるが、電車を乗り継いでの移動なら荷物は一つにまとめたい。取材先でメモを取りながらロケハンしてまわることを考えたら、両手があくショルダーになるものがいいな。もしかしたらノートパソコンを持っていくこともあり得るから、PC対応にもしておきたい。着替えと資料やノートを入れるところは別になってる方がいいし、名刺や携帯やペンをさっと取り出せるポケットも充実していて欲しい。
 
 あれこれと欲張りながらネットで探してみると、そんな条件を満たす出張用カバンがたくさん見つかる。が、どれも男性用なのだ。ごついし、重いし、女性が持って似合うとはとうてい思えない。実用一点張りなのもなんだか持ってて楽しくなさそうだ。いかにも仕事で出張に来てます、みたいな感じ。
 以前もこのブログに書いたが、新幹線や飛行機での移動が苦手な私にとって、仕事とは言えできることなら楽しく出かけたい。行ったことのない土地に行き、その町のいろんなところを見てまわりたい。そんな旅のお供になるようなカバンはないものか。
 
 あった。KIPLING(キプリング)というベルギーのブランド。名前の由来は世界中の子供たちに読み継がれる『ジャングルブック』の原作者J.Rキプリング氏からだそうで、全商品にブギー・モンキーのマスコットがついている。アウトドアブランドとしての機能性はもちろんだが、最近では「ワーキングライフ」というビジネス向けのモデルもたくさん出ている。
 
 一目見て「これだ!」と直感。半日お休みを取り、アウトレット店に出かけて巡り会ったのが写真のカバンだ。必要な条件をすべて満たし、なおかつ遊び心も満載で持ってるだけでワクワクする。とても満足な買い物だった。


 さっそくそのカバンを持って初出張に行ってきました。
 今回は東海道新幹線と東北新幹線、JR東北線を乗り継いで栃木県の下野(しもつけ)市というところへ。苦手な新幹線はポケットにしのばせていった文庫本を読みながらやり過ごし、帰りは取材先でいただいたおみやげまで楽々収納し、切符をどこに入れたっけと探すこともなく、カバンのおかげで往復6時間以上の旅路も苦ではありませんでした。
 よし、出張どんと来い。日本中どこにでも出かけてガンガン仕事してやる。カバンひとつでこんなにやる気になるのなら、お安いものだ。
 
 
 こんな風にさんざん吟味して選ぶこともあれば、目と目が合った瞬間に衝動的に買い物してしまうこともある。いずれにしてもせっかく買ったからには長く大切に使いたい。モノの命を全うさせてやると言えば聞こえがいいけれど、まぁ要するにモトを取りたいと思うのだ。そうして長く使っているうちに、大してこだわって買ったわけでもないのに妙に愛着がわいてくることだってある。
 

 先日。台所用品が増えてしまったので、掃除のついでに少し整理することにした。
 わが家ではザルやボウルや鍋など頻繁に使うものは、すぐに手に取れるように引出しの中にはしまわない。けれどオープンキッチンなので、見た目がごちゃごちゃしないよう選ぶ時は白かステンレスの銀色に揃えてきた。
 その中でひとつだけ浮いていたのが、プラスチックのピンク色のボウル。結婚する前、私が一人暮らしをしていた時に当時の職場の先輩からもらったものだ。それもプレゼントとか言う訳じゃなく、「実家で余っていたからよかったら使って」といただいた生活用品のうちの一つ。どこのスーパーやホームセンターにもあるような、ありふれたボウルだ。

 引っ越すたびに持ってきて、かれこれ20年近く使っていたことになる。よく見れば細かい傷が無数について満身創痍。いくらなんでももういいよね。100円ショップでも買えそうなものだったから、十分どころか百万分くらいモトはとったぞ。似たような大きさのボウルは他にもあるし、長い間ご苦労様と感謝しながら不燃ゴミに出した。
 
 しばらくして、ムスメたちが尋ねてきた。
「ねぇ、あのピンクのボウル知らない?」
「あぁあれなら処分したよ」
「ええーーっ!なんで!?」
「いや、だってもうずいぶん使ってたし」
「困るよ。あのボウルないと朝のオムレツつくれないじゃん」
「他にも使えるのがあるじゃない」
「ダメなの! オムレツにはあのボウルじゃないと」

 そんなに愛着があったのかとあらためて驚く私。きっとボウルも本望に違いない。
 実はもう一つ、結婚当初に買って17年ほど使っているボウルもあるのだが「サラダ和えるのにこれじゃないとダメ」と言われそうで捨てるのを躊躇している。なんなんだ、この物持ちの良さは。



 この日の取材は栃木県へカンピョウの生産農家を訪ねました。栃木の皆さんの温かいご協力もあり撮影が無事終了し、ただいま編集中。7月24日(金)のTBS系列「えなりかずき!そらナビ」で放送される予定です。お寿司などに入っているカンピョウって何からできてるか知ってますか? 全国生産量の98%をつくっているという栃木でその秘密を探ってきました。どうぞお楽しみに!
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by aya_harumi | 2009-07-19 10:42 | 日記